セキュリティトークン

Securitize(セキュリタイズ)も仮想通貨ではないという話。

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こんにちは!ミートくんです。

実は私は2018年6月にセキュリティトークンの発行プロジェクト、Securitizeのシードラウンドで投資をしました。

Securitizeの身内や知人のみで約10名から投資を募ったのですが、ミートくんは約1億円ちょいを投資しています。

総額2.7億円調達の中で1億円ちょいなので、シードラウンドの約35%を占めています。話しても良いよ!というお許しが出たので記事にしました。

というわけで、Securitizeについてまとめたいと思います。

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Securitizeも仮想通貨じゃないよ

再三再四言うけども、セキュリティトークンは既存の証券市場をブロックチェーン上で表現して証券をトークン化する事なので仮想通貨じゃないからね。

既存の証券市場は、主に証券を発行する段階の「発行市場」と売買を行う「流通市場」があるわけだけども

Securitizeは証券発行の段階、つまり「発行市場」に強みを持っているプロジェクトです。

 

スタートアップ企業が資金調達を行う際に、証券を発行してお金を集めますよね?

その一連の流れをSecuritizeのプラットフォームを利用する事で、法規制を遵守しつつ、流通市場での証券の追跡もすべてできる!

というオールインワンなサービスを提供しているのがSecuritize。具体的には約22億円以上の資金調達を行うプロジェクトが対象です。

同じ発行系のプロジェクトのPolymathはPolymathのプラットフォームを利用してプロジェクト側が自社で使っていくイメージだけど、

Securitizeはオールインワンで全部Securitizeがやってくれる感じかな。

シードインベスター向けのプレゼン資料では、2017年の発行市場(株式、債券、不動産等の私募市場)は約170兆円市場とのことです。

この170兆円市場を狙いに行くのがSecuritize。

SecuritizeのCEOである、カルロス・ドミンゴ氏は1/30にミートアップを東京で開催していました。

私はちょっと予定があって行けなかったんですけどね。

OmiseとVCのグローバルブレインが渋谷に作ったブロックチェーンに特化したコワーキングスペースです。

カルロスは東京工業大学に通っていた経験があって、日本に10年間いたそうです。

だから日本語がペラペラでミートアップを開催するのも、怪しいどっかの団体じゃなくて、ちゃんとニュートリノでやってくれて良かったです。

ショートトリップのお忙しい中、弁護士事務所や某大手証券会社との打ち合わせの合間を縫ってミートくんとランチしてくれたのです。

「日本行くから1/31にランチしようぜ!」という事で、丸の内でご飯食べてカフェに行ってきました。

お名刺も頂きました。

さて、Securitizeとは何かについて話を戻します。

 

〇Securitizeのビジョン

『Tokenize the world and unlock the full potential of capital markets』

世界中の金融商品や実物資産をトークン化して、資本市場のポテンシャルを最大限に発揮させるのがSecuritizeが行いたい事です。

〇Securitizeのミッション

『Be the leading platform for enabling compliant security token offerings, capital formation and liquidity of on the blockchain』

法規制に遵守したトークンによる資金調達と資本形成、ブロックチェーン上での流動性を可能にするプラットフォームとしての第一人者になる。という事です。

最も大事なポイントは法規制の部分で、発行市場→流通市場にて要求される当局からの法規制を遵守した形で、

サービスを提供するのがSecuritizeのミッションです。

 

Securitizeを利用中の企業と提携先

まず、こちらはシードインベスター用の資料からの情報なので、今後変更があるかもしれませんが、

Securitizeのビジネスモデルは非常に秀逸です。秀逸というのはキャッシュポイントがあるという点です。

・導入費
・月額利用料
・ライセンスフィー(現金+トークン)

の形でSecuritizeのプラットフォーム導入会社よりSecuritizeに売上が上がります。

面白いのがライセンスフィーとして、キャッシュに加えてトークンを発行する企業は

Securitizeに証券型トークンでも支払いをする点ですね。Securitizeを導入した企業が事業がうまくいけばいくほど、Securitizeも儲かりますね。

将来的にはブローカーディーラーの買収もしくは立ち上げを行い、ブロカレッジサービスも展開予定との事です。

このようにビジネスが確立されていて、キャッシュポイントも明確なので私はシードで投資をしました。

 

〇Securitize導入企業一覧

※2018年2月4日時点

元々は、SpiveVCのベンチャーファンドをトークン化する際に構築したのがSecuritizeのプラットフォームです。

そこからスピンオフしてSecuritizeのプロジェクトが始まりました。

ScienceとBlockchain capitalは2017年に資金調達を行っており、イーサリアムのブロックチェーン上に証券を発行しましたが、

流通市場での追跡という点で法規制を遵守するためにSecuritizeのプラットフォームに移行しました。

私もScienceに投資をしていますが、年末の12月にトークンのアップグレードの手続きをしまして、

SCIトークンからSCI2トークンに移行となります。

 

現在、発行が完了しているのは上記6つのプロジェクトですが、すでにSecuritizeと契約しているプロジェクトは多数あり、資金調達を実施している途中です。

大手クラウドファンディングサイトIndieGogoにてSTOを実施した、不動産リゾートのAspenも

独自のトークンをSecuritizeのプラットフォームに移行する事を発表しています。

このAspen coinの販売は、ブローカーディーラーのTemplumも取り仕切りをやっていて、Templumは2018年の5月に日本のSBIが出資を発表しているよね。

セキュリティトークン発行の初期のプロジェクトや、割と大規模な不動産プロジェクトがSecuritizeへの移行を発表しているので、

発行プロジェクトとしてのファーストムーバーとしての地位はSecuritize確立していますよね。

 

〇提携先プロジェクト

Securitizeは取引所系のプロジェクトとも多く提携しています。

RFE(ReadyForExchange)APIでSecureitizeのDSプロトコルと取引所を連携して、法規制を遵守した形で取引ができるようになるそうな。

この当たりの詳しい仕組みはバリバリ文系の私ではなく、システムに詳しい方々に譲ります。

東京のミートアップで利用した資料にはオンチェーン・オフチェーンなど詳しい概要が書いてありました。

 

〇その他の提携

■CoinStreet Partnersとの戦略的提携

https://www.thestreet.com/press-releases/securitize-coinstreet-partners-and-sto-global-x-collaborate-to-modernize-digital-securities-in-asia-14851115

CoinStreet Partnersはトークン設計のアドバイスを主にしている会社で、コダックコインやQASHのアドバイスもしていました。

2013年より活動している香港ベースの会社でジブラルタル証券取引所の資金調達もアドバイスしていますね。

このCoinStreet PartnersはシンガポールベースのSTO GLOBALというセキュリティトークン取引所プロジェクトにも携わっています。

今回、Securitizeはこの2社と提携を行い、アジア市場での活動にも乗り出しています。

取引所と連携するというビジネスモデルは秀逸ですね。

 

■Modulusとの提携

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https://www.crowdfundinsider.com/2019/02/144004-modulus-partners-with-securitize/

Modulusは1997年より20年以上に渡って、取引所やブローカーディーラーにソフトウェアを提供している会社です。

Modulusのソフトウェア提供先企業一覧を見ると、力のある企業だとわかるかと思います。

http://modulus.io/about/

上記ページの下部より提供先企業一覧のロゴが見れます。

世界中で数百万人のユーザーがModulusの製品やサービスを利用しているそうです。

このModulusとの提携でどうなるのか?という部分についてはこれからみたいです。

ただ、Modulus自体が名だたる投資銀行やブローカーディーラーにシステム提供していますから、そこにSecuritizeのDSプロトコルが統合するのは明るい未来のように感じます。

 

■2/8更新 DESICOと戦略的提携

https://medium.com/@desico.io/partnership-announcement-desico-enters-into-partnership-with-securitize-6c93c6e89671

セキュリティトークンの発行と売買のプロジェクトDESICOと戦略的提携を結びました。

またMOU(法的拘束力の無い覚書)の段階ですが、DESICOは2018年の12月に資金調達を行い

約1億1,000万円を調達しました。

Securitizeは米国に本社を置く会社ですが、DESICOはフランス、リトアニアにて活動しているヨーロッパ拠点の企業なので、コラボが期待されています。

 

■2/9更新 Go Philly Fundのトークン化

State-backed(州の後押し?)正しい日本語訳がわからないのですが、Ben Franklinの新たな55億円規模のファンドをSecuritizeがトークン化します。

このGo Philly FundはBen Franklinという会社がブロックチェーンのスタートアップ企業に投資するファンドです。

EPAM Systemsというニューヨーク証券取引所にも上場されているパブリック企業がリードインベスターとして約16億円出資しており、いくつかのキャピタルもお金を入れています。

Ben Franklinは昨年、1,000近くのスタートアップ企業をリサーチして50社ほど投資先を決めたそうですね。

Go Philly FundはGo Philly Fundトークンを発行して仮想通貨による支払いでもこのファンドに投資できるようにするそうです。

その一連の流れを取り仕切り、仕組みを提供するのがSecuritizeというわけです。

EPAM systemsのリリースはコチラ

http://www.ggasoftware.com/about/newsroom/press-releases/2019/epam-leads-investment-in-50-million-regional-go-philly-fund-a-blockchain-enabled-venture-fund-operated-by-ben-franklin-technology-partners

 

 

IBMのブロックチェーンアクセラレータプログラムに参加

https://www.forbes.com/sites/rebeccacampbell1/2019/01/21/securitize-to-join-ibms-blockchain-accelerator-to-modernize-82t-corporate-debt-market/

Securitizeは、IBMが実施しているブロックチェーン関連企業向けのアクセラレタープログラムに選ばれた事を発表しました。

このプログラムはIBMとコロンビア大学が共同で行っており、世界中の有望なブロックチェーン関連企業に数週間~3か月間のワークショップを行い、育成するものです。いわばハンズオンですね。

特徴は企業の株を取得するわけではなく、参加に費用もかからない点です。

純粋にシナジー効果を狙っての育成のようです。

SecuritizeはIBMでのアクセラレータープログラムによって、82兆ドル(9,000兆円)市場の社債市場のトークン化を行います。

このプログラムではアメックスやJPモルガンなどもメンバーのThe Linux FoundationがホストのHyperLedgerブロックチェーンを利用します。

HyperLedgerブロックチェーン上に法規制に沿った社債を発行するわけですが、

まずは償還満期の短いコマーシャルペーパーから着手すると代表はランチで言ってました。

既存のコストの高く非効率的なコマーシャルペーパー市場をトークン化するわけですね。

3ヵ月のプログラムですが、2月中にはプロトタイプを発表するハードスケジュールみたいです。

個人的な予想ですが、プログラム終了後うまくいけばIBMがSecuritizeに出資しそうな気がします。

あとは、社債の発行という事で大手投資銀行が入り込んできそうな気がしますよね。

 

ベンチャーキャピタルからシリーズAにて約14億円の調達

https://www.crunchbase.com/organization/securitize-inc#section-overview

 

時系列は前後しますが、2018年11月末にSecuritizeがベンチャーキャピタルよりシリーズAラウンドで総額約14億円を調達した事を発表しました。

Coinbaseベンチャーズやリップルのベンチャーファンドも投資に参画しまして、

仮想通貨をやられている日本人にとっては馴染みのある2社だと思います。

日本からは1998年に設立されたベンチャーファンドのグローバルブレインが投資をしています。

https://globalbrains.com/posts/invested-in-securitize

6号ファンド組成にて投資を行っていますが、三井住友やKDDIもメンバーみたいですね。

このグローバルブレインはSecuritizeに結構ハンズオンをしてくれているみたいで、

Securitizeの代表の来日時に日本の企業とのアポを設定してくれたそうです。

弁護士事務所や証券会社や仮想通貨取引所などですね。

 

Securitizeのラウンドは今のところシードとシリーズAの2ラウンドで、個人的にはIBMのプログラムが終わった段階で、シリーズBで大きく調達してほしいものです。

シリーズA後のポストマネー評価は教えてもらっているのですが、公表していいのかわからないので控えておきます。

ミートくんはシリーズAの投資に先立って、投資契約書の書き換えも行っています。

 

まとめ

Securitizeはミートくんも投資を行い応援している企業の1つなので、今後もこの記事を更新していきます。

私のお客さんや知人はSecuritizeのメインセールに参加したい!と口をそろえて言いますので、

Securitizeの代表よりメインセールの情報が入ったらすぐにシェアしたいと思います。

これからもミートくんの情報を追ってくださいね。

 

ミートくんはtZEROにも大きく投資しているので、こちらの記事も読んでくださいね。

tZEROは仮想通貨ではないという話。

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