こんにちは!ミートくんです。
tZEROの価格が6~7ドル台でモミモミしていて『おっ!上がるか!』と思うと大量の売り注文が出てきている状況な昨今です。
7月の熱狂が忘れられず!最近の状況にボーっとしてしまう方も多いのではないでしょうか。
といった書き出しでスタートしましたが、さっそく本題に入ります。
10/27に「tZEROがSterling Trading Techと技術統合!」というプレスリリースを出しましたが、この内容について解説します。
Sterling Trading Techと技術統合
まず、こちらがプレスリリース。
以下が今回のリリースで重要部分。
【以下、意訳】
Sterling Trading Techは証券会社、清算会社、ヘッジファンド、資産運用会社に様々な(証券執行の)注文管理システムをフロントエンドで提供しています。
今回の統合によってSterling Trading Techのサービスを利用する証券会社が簡単にtZERO ATSを利用できるようになります。つまり、tZERO ATSの利用会社として参加できるという事です。
有数のブローカー、清算会社、プロップグループを含む100社以上の顧客を20か国以上で抱えているSterling Trading Techは世界中で数万の顧客を相手にビジネスを行っており、アメリカにて80以上の取引所との関係を提供しています。
Sterling Trading Techは現在、アメリカの証券取引量の約5%に携わっています。
つまり、証券会社などに技術を提供している会社とデジタル証券の取引に関してtZEROが技術統合を完了したというのが今回のニュースなわけです。
これによって新たに2社の証券会社がtZERO ATSと接続しました。
2社のうち1社はMM Securitiesという証券会社でもう1社の名前は公表されていませんでした。
MM Securitiesは検索してみると1964年にSECの許可を受けていて、個人向けの証券会社というよりは、機関向けのサービスを提供している会社っぽいですね。
プレスリリースには上記の一節がありましたが、これでtZERO ATSのサブスクライバー(利用会社)は6社になりまして、
新たに3社が追加される予定みたいです。
10/29に親会社のOverstockの収支報告会があるので、何かしら詳しくアナウンスがあると良いですね。
Sterling Trading Techについて調べてみた
Sterling Trading Techはどんな会社なのか?
と言うと、先ほど説明した通り、「証券会社やヘッジファンドに取引ツールを提供している会社」です。
Sterling Trading Techが提供している取引ツールはこんな感じ。
こちらはプロップトレーダーや証券会社やプロトレーダーに導入されている「Sterling Trader Pro」取引ツール。
機関投資家向けの「Sterling Trader Elite」といった取引ツールも提供しているみたいですね。
Sterling trading techの取引ツールを利用している証券会社等の顧客は100社以上いて、主にアメリカでサービスを提供しています。
以下が、Sterling trading techをのパートナーや取引ネットワークの一覧一部。
→ https://www.sterlingtradingtech.com/partners-and-global-trading-network/
見た事がある名前がいっぱい掲載されていますね。
Sterling trading techのAPIを利用すると100万分の1秒でオーダーを執行して、1秒間に10,000回の取引を行う事ができるそうです。
複数の取引所から価格の気配値を引っ張ってきて、最良の価格や数量でオーダーを執行できるという事ですね。
会社自体はLinkedinによると2001年創業でした。
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Sterling Trading Techは有料でマーケットデータも提供しています。
まとめ
冒頭にもある通り、最近は大したニュースも無く、価格も行ったり来たりしているのでちょっとゲンナリ気味でした。
本来、スタートアップ企業への投資ってのは数年スパンだからあんまり一喜一憂しちゃダメなのですが、7月頃の熱狂感がちらついてしまいますね。
今回のニュースのように一歩ずつ着実に進んでいるので投資家としてはこういった部分に注目しないと駄目ですね。
まだまだ6社の証券会社しかTZROPを扱っていないわけですから、今後何十、何百と増えて欲しいです。
日本もシンガポールもセキュリティトークンの取引所を開設するとか意気込んでるから、ファーストムーバーのtZEROをよろしくねって感じ。