こんにちは!ミートくんです。
tZEROの2021年のロードマップが出ましたのでまとめてみようと思います。
まずは2020年の振り返り
2020年の振り返りとしてトップ10!
1、前年から10倍の取引量
2019年は約500万ドルの取引量に対して2020年は約5,300万ドルに増えました。伝統的な証券取引所と比べるとめっちゃ小さいですが、セキュリティトークン市場の取引量はほぼtZERO ATSなのが現状。
2、過去6か月で前年比318%の仮想通貨取引量
tZEROの仮想通貨ウォレットの取引量がドルベースで318%増加。ユーザーも年ベースで180%増加だそうです。12月は収益の面から見て最高だったとか。
3、OSTKOの取扱い
親会社のOverstock(OSTK:NASDAQ)の株保有者に対して、配当をデジタル証券の形で出したのがOSTKO。tZERO ATSにてOSTKOが取扱い開始に。
4、ASPDの取扱い
第三者発行の証券として、ASPD(Aspenのリゾート地のやつ)が取扱い開始に。
5、Tynton Capitalとトークン化に関して締結
2021年にテック関連企業への投資のファンドをSTO形式で実施するTynton Capital。こちらのファンドがtZERO ATSにて取り扱われる予定。
6、tZERO MARKETSのオープン
tZERO自社の証券会社tZERO MARKETSが正式にオープン。
7、5つの証券会社と提携
新たに5社のブローカーディーラーと提携。tZERO ATSとの接続。
8、Prime Trustと提携
Prime Trsutと提携。かつ、tZERO ATSが自社にて清算業務を行えるように書類を出したとか。これによって第三者の清算会社(現状はETC)に依存することなく、シームレスに取引が可能になるかもしれない。さらに仮想通貨取引の方も購入額の上限が引き上げられるかも。
9、業務の円滑化
当初は口座開設にめちゃくちゃ時間かかっていたけど、そういったのが円滑にできるようになりましたって事。
10、tZERO仮想通貨アプリのアップグレード
チャート機能が搭載されたり、アップルウォッチやiOSウィジェットに対応など、進化しているみたい。日本人使えないからよくわからないけど。
購入限度額は最近2倍になって、Litecoinが追加されました。
これらが2020年の振り返り。
あとは、Security Token Showというセキュリティトークンに関するポッドキャストで『Company of the Year2020』に選ばれたそうです。
2021年のロードマップ
〇プロダクトロードマップ
1、現状のDinoからtZERO MARKETSに移行(2021 Q2)
アメリカ人はDino証券口座からtZERO MARKETSに証券の移行ができますが、外国人の我々はまだ。近いうちに我々外国人も移行になるそうです。
2、tZERO 仮想通貨アプリをカストディソリューションに移行(2021 Q2)
規制当局の承認が降りたら、Prime Trustのカストディソリューションに移行。これによってより多くの仮想通貨を扱えるようになり、購入限度額も上がり、取引完了までの時間も短くなる。
3、デジタル証券をセルフカストディに(2021 Q2/3)
Prime Trustと提携したので、顧客はセルフカストディ(自分で証券を保管)も可能に。これによって今後は第三者の清算会社に頼る事無く、新たなデジタル証券の取扱いができるようになったり、口座への入出金が容易になるそうです。規制当局の承認後から。
4、仮想通貨取引とデジタル証券取引を1つのプラットフォームにて(2021 Q2/3)
今まで、仮想通貨の取引はtZERO Crypto APPで行っていて、証券はDinoだったわけだけども、これをtZERO MARKETSの1つのプラットフォーム内にて行えるようにする。こちらも規制当局への承認というか相談が必要みたい。
5、第三者のデジタル証券発行体と統合(2021 Q2~4)
まだ発表されていないけど進んでいるみたい。第三者のデジタル証券発行体と統合して、新たにデジタル証券を扱うことができるようになるらしい。どこだろうね、うん、どこだろうねぇ。
6、セルフクリアリングを立ち上げ(2021 Q4)
自社のtZERO ATSにてクリアリング(証券の決済)を行えるように。これによってtZERO MARKETSにてアップルとかアマゾンとか普通の株式の取引も顧客に提供できるようになる。しかも、第三者の証券決済会社に依存する事なく自社で行う事が可能。
FINRAへのセルフクリアリングの承認が必要な業務ですが、既に申請は行っている。
2020年12月18日にSECはBSTXのルールブックを承認しませんでしたが、再提出を検討しているとの事。
※個人的に重要だと思う部分には赤線引いてるので、そこだけ読めばいいよ!
今週、親会社のOverstockがPelion Venture Parnersと提携しました。
それによってMedici Venture(Overstockの完全子会社でブロックチェーン関連企業へ出資)の運営権がPelion Venture Partnersに移行。
Pelionの主導によって、tZEROの認知度がより上がり、企業規模を大きくして、マネタイズしていく事が期待されます。これらの提携を通して、PelionがtZEROのスーパーバイザー的な役割を果たします。
またファンドを通して、PelionがtZEROの株式を取得するという事になる(頑張ってくれるだろうという意味)OSTKももちろん引き続きtZEROの株式を保有します。
OverstockはこれまでtZEROのインキュベーターとして活動をしてきましたが、今後はtZEROの成長をより加速してアドプションするために戦略的なキャピタルに目を向けるという事になりました。
その目的のために、最近グローバルな投資銀行と携わってtZEROが成長するための資金調達を行うだけでなく、tZERO ATSにて価値のある資産を取り扱えるようにパートナー探しを行っていく。
非上場企業と深いかかわりを持つようなエンティティ(投資銀行等)を提携をしていく事で、価値のある資産の取引量を増やしたり、新たな発行体を獲得できるようになると信じています。
この点に関していくつかの会社とすでにディスカッションを開始しています。
資金調達を終えたら、販売促進を行っていく事はもちろん、顧客や発行体を獲得するためにマーケティング活動を行っていく。
セキュリティトークン市場は人々が期待するよりも成長するのが遅いけれども、トークン化される資産の質も量も増えてきています。
一般的に私は、価値のある物(証券)を発行して、保管して、送金して清算するより優れた手段としてのデジタル証券のインフラが認識され始めたと信じています。そして、それは変曲点に達したと考えています。
これらの次世代の技術によってプライベートしかりパブリックの金融市場はより速く、効率的で、安全で、包容的なものになるでしょう。
米国証券取引委員会や米通貨監督庁などの主要な規制当局は最近になって、これらのデジタル証券に積極的なアプローチを取り始めました。同様に、仮想通貨はアセットアロケーションや支払い手段、そして清算手段の一部として受け入れられるようになってきました。
我々が長らく提唱してきた事が現実となっています。
しかしながら、特に証券の市場ではスーリング(拡大する事)はこれからスピードアップするにしても、徐々にという感じでしょう。
我々の進捗状況に関して言えば、最近Tynton Capitalと合意書に署名をしました。
そして、非常に大きな国際的不動産ファンド(発表はまだ)とも合意書に署名を結んでいます。
より多くのデジタル証券をtZERO ATSにて取り扱うために、我々の事業拡大に力を入れています。まず、新たにビジネスデベロップメントのプロフェッショナルを採用予定です。新たに採用する人材には、二次市場で十分な流動性を提供してくれるに足る事業規模の発行体を見つけ出してくれる事を期待しています。
次に、単発ではなく連続でプロジェクトを行ってくれるスポンサーや証券の発行体へのアプローチに注力していきます。そういった証券の発行体はtZERO ATSに複数のデジタル証券を提供してくれます。その多くは個別株としてトークン化してtZERO ATSにて取引される事を願っている不動産関連会社です。
そして、戦略的パートナーシップを結んでいく事にも注力します。いくつかは2021年Q1にて発表します。
デジタル証券に対する取り組みと並行して、tZEROのプラットフォームに投資家を呼び込む施策も展開しています。
新たなデジタル証券の取扱いに加えて、tZERO MARKETSは新たな顧客とデジタル証券の流動性を向上するための最適な手段だと自負しています。マーケティング費用は新たな顧客を獲得するために利用します。
我々は新たな取扱いデジタル証券と顧客の獲得が新たなブローカーディーラーをtZEROのプラットフォームに呼び込む関心となると信じています。
最近になって、初めてのマーケティングキャンペーンをスタートしましたが、早くも結果が出てきています。
プライベートな証券(未公開株などの私募証券)に流動性を提供するだけではなく、我々は顧客が一気通貫であらゆる資産を取引できるプラットフォームを構築しています。
その取引プラットフォームでは、プライベートデジタル証券、主な仮想通貨、上場株式を1つのソフトで完結できるようになります。
この1つにまとめられたユーザーインターフェース以外では、よりワイドな投資経験を提供してくれるサービスは無いでしょう。tZEROだけなのです。
これらの異なるアセットタイプを1つにまとめるという顧客体験によって、我々はより早くビジネスをスケールする事ができるでしょう。
規制当局の承認や許可が得られた後に、これらの新しいアプリをローンチして、これから行う資金調達を完了した後は、十分な資金をこれらのマーケティング活動に使っていく予定です。
noteをまだ買っていない方はこちらから。
https://note.com/meatkun/n/n836af78fd608